「英雄」この言葉はあなたをどんな気持ちにさせるでしょう。

憤り?「英雄を気取ってたが結局はハリボテだった!」
焦燥感?「いつになったら英雄が現れるんだろう?」
失望?「英雄なんて現代には出現しないんだ……」
あるいは……?
これらは一様に、英雄が出現しないことに対して、マイナスの気持ちになっています。
哲学者はこう言い切ります。

英雄は出現しない。
現代は英雄不在の時代だ。

『ペスト』にて、著者であるカミュはこのような発言をしています。
「この作品に英雄はいない」
これはどのような意味を持っているでしょうか?その取っ掛かりとなる人物が、二人います。
まずはリウー。
『ペスト』の主人公ですね。オランの医師であり、ペスト大流行の予兆を察知し、腰の引けた行政たちを叱り飛ばし、自ら保健隊を結成。英雄のタルーを亡くしましたが、最初から最後まで一貫して人々を救い続けた人物です。
もう一人がグランです。
続きは「II」にて。
東京で哲学教室や作文教室を開いています。
また、思考塾というAI時代を生き抜く子育ての場も設けています。
東京では、港区三田、台東区浅草で開いています。
あなたも哲学対話を楽しみませんか?
鎌倉でも、てらてつを開いています。略してかまてつ。
会場は、建長寺塔頭の正統院さんです。



