不安。これは人間の自由に関わるものである。
ある意味、自由が表だとすれば不安は裏に当たる。
端的に言えば
人間の自由にはかならず不安がつきまとう。
「これからどうなるかわならない」というのは、積極的に見れば可能性を示し、消極的に見れば不安を示す。
高校野球、10回の裏、一点差のチームは「まだわからない」という勇猛心でバッターボックスに立つだろう。
しかし、コロナ禍の中、仕事や育児の過度な負担や苦悩の中では、「これからどうなるかわからない」は不安を意味し、もっとも悲劇的な選択を引き起こすこともある。
換言すれば
不安とは人間の証である。
不安が深ければ深いほど、その人間は根源的人間となる。
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